Tribe called.
フォークロア、ネイティブといった括りで
様々なブランドから提案されている民族調の服。
自然への畏敬を表したデザインは
地球で生まれ育った方なら本能的に惹かれる部分が
少なからずあるのではないでしょうか。
古着の世界にも面白い民族調の服がたくさんあります。
今回選りすぐりの5着を見繕いました。
一緒に旅に出掛けましょう。
BGMはこちらをどうぞ。
Sai Nen VINTAGE
それでは向かって左から。
◇1980-90’s ”孔雀” embroidery heavy jacket
前身頃と両袖に孔雀の羽根を贅沢な大きさで刺繍。
モコモコしていて毛布のような暖かい着心地。
豪奢な装飾と身近さを感じる優しい素材との対比が面白い一着です。
膝辺りのミドル丈で、フレアシルエットや細身のズボンと
相性がよさそう。
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◇1980-90’s pile jacquard jacket
重厚な柄の表現が特徴的なジャカード織りのジャケット。
「燃えるオーロラ」暖色のグラデーションから
立体となり浮き出ているボタニカル模様。
ずっと眺めていたくなる、美しい生地です。
トップボタンが木製のボタンに取り換えられているのは
手直しを受けながら大事に着られていた証拠。
古着だからこそ感じられる経年の賜物で、
Sai Nenとしては加点ディテールです。
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◇1960's hand embroidery wool parka
リアルファーが付いた60年代のウールパーカー。
ザ・民族ヴィンテージ。
ポケットには見慣れない生き物が横たわっています。
袖口にもいました。ポケットの子と見つめ合っています。
身頃と袖という分断された世界で生きている彼らは
寄り添う事を許されません。
生まれ持った環境による差別問題の根深さに気づかされます。
背面。
裾の方に見慣れない生き物がいらっしゃいますね。
分断されていようが、正面からじゃ見えない奥底の部分では
繋がっているものなのかもしれません。
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◇1960's hand embroidery Mexican jacket
鮮やかなターコイズブルー、ざらついた古いウール。
ポップな配色ながら不思議な色気と哀愁漂う仕上がりです。
古着市場で一定の人気がある
ヘタウマ系刺繍のメキシカンジャケット。
僕も10代の頃からずっと愛用しています。
背中もしっかり手刺繍。
着色料全開の教会が良い味出してます。
平和。
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◇1970's "mushroom" hippie denim jacket
キノコの刺繍にシビれます。
着るだけで70年代にトリップできる優れモノ。
ベルトループが付いているので、お気に入りのロープ差しちゃってください。
相性抜群なのはレザーベルトですが、敢えてガチャベルト、靴紐とかでトぶのもアリかと思います。
背中の刺繍は色彩が狂ったニワトリです。
目が血走ってます。
以上5点のご紹介でした。
その他にも面白い民族系の古着を取り揃えています。
店頭もしくはInstagramでご覧くださいませ。
お付き合いいただきありがとうございます。
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Sai Nen
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